はじめに

最近、ビジネスシーンや教育現場で「デザイン思考」という言葉をよく聞くようになりました。
「なんとなく気になるけれど、具体的にはよくわからない」という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、「デザイン思考とは?」という疑問を初心者の方にもわかりやすく解説します。

また本シリーズ記事「デザイン思考」は、SUNNY未来デザインスタジオのデザインワークに取り組む姿勢と考え方において「思考のフレームワーク」として業務に実装しています。

SUNNY未来デザインスタジオが生み出す“作品”は「デザイン思考」でできています。

デザイン思考とは?【基本をわかりやすく解説】

「デザイン思考」とは、デザイナーが使う思考プロセスを応用し、ビジネスや日常の問題を解決する方法です。ユーザー(使う人)の気持ちを理解し、そのニーズに基づいて新しいアイデアを生み出す考え方のことを言います。

もともとデザイン思考は、アメリカのデザイン会社IDEO(アイディオ)が提唱したことで世界中に広まりました。最近ではGoogleやApple、トヨタなどの大手企業が積極的に取り入れています。

「デザイン思考」を世界に広めた伝説的なIDEOのCEO、ティム・ブラウン氏の著書です。
興味のある方は読んでみてください。

デザイン思考が世界を変える〔アップデート版〕

デザイン思考が注目される3つの理由

1.問題解決力が高まる

デザイン思考を使うと、問題を深く理解し、本当に解決すべきポイントが明確になります。表面的な解決ではなく、問題の本質に気づくことで、より効果的な解決策が見つかります。

2.イノベーションを起こすことができる

デザイン思考のプロセスでは、「こうあるべき」という固定観念を捨て、多様なアイデアを展開します。そのため、これまでにない斬新なアイデアが生まれ、イノベーションにつながります。

3.ユーザー中心の発想ができる

デザイン思考はユーザーの視点を最も重視します。ユーザーが本当に求めていることを理解し、それを満たす製品やサービスを作り出すことができます。

デザイン思考の5つのステップ【プロセス解説】

①共感(Empathize)

まずは、相手(ユーザー)の立場に立って考えます。ヒアリングや観察、分析を通じて、相手の悩みや必要なものが何なのかを理解します。

②課題定義(Define)

共感を通じて得た情報から、「本当に解決すべき課題は何か」を明確にします。この段階で問題が絞り込まれるため、解決策が見つけやすくなります。

③アイデア創出(Ideate)

定義した課題を解決するために、自由にたくさんのアイデアを出します。この時、一見「無理だろう」と思えるようなアイデアでも積極的に受け入れましょう。複数のチームメンバーがいる場合、お互いのアイデアを否定せず、とにかくアイデアの量を出すブレインストーミング等の手法も効果的です。

④プロトタイプ(Prototype)

良いと思えるアイデアを簡単な試作品(プロトタイプ)にします。紙や段ボールなど、身近なもので簡単に作れるレベルで構いません。

⑤テスト(Test)

プロトタイプをユーザーに試してもらい、フィードバックを受けます。良かった点、改善が必要な点を見つけ、よりよいものに修正していきます。

デザイン思考の具体的な活用事例【初心者にもわかる事例紹介】

具体的にどんな場面でデザイン思考が役立つのか、初心者にも分かりやすい事例を3つ紹介します。

商品開発での活用事例

有名な例としては、アップルのiPhoneがあります。ユーザーの使いやすさを徹底的に考え、画面上の操作性にこだわりました。結果として、世界中でブランドの地位を確立し、多くの人に使われる製品になりました。

ビジネスモデル構築での活用事例

Uber(ウーバー)はタクシー業界の課題をデザイン思考で解決しました。タクシーが必要なときにすぐに来ないというユーザーの不満を深く理解し、スマホで簡単に配車できるサービスを生み出しました。

サービス改善での活用事例

スターバックスは店舗での顧客体験を重視し、顧客が店舗で快適に過ごせるよう工夫しています。これもデザイン思考を取り入れ、顧客のニーズを深く理解した結果です。

初心者がデザイン思考を始めるためのコツ

初心者でも簡単にデザイン思考を始められる3つのコツを紹介します。日頃から心がけることで、デザイン思考の癖が身についていきますので、ぜひ実践してみてください。

• 小さなワークショップを体験してみる

デザイン思考に関する初心者向けのワークショップに参加すると、実際に体験しながら学ぶことができます。

• 身近な課題を見つける練習をする

日常生活のちょっとした不便さを見つけ、それをデザイン思考で解決する練習をしてみましょう。例えば「朝の準備がスムーズになる方法」など、身近なテーマで考えると簡単です。

• 失敗を恐れず行動する

デザイン思考では失敗も学びの一部と考えます。積極的に試作品を作り、ユーザーの反応を得ながら改善を繰り返しましょう。

まとめ

デザイン思考とは、ユーザーの立場で考え、課題を深く理解し、創造的なアイデアを生み出す方法です。これまでデザインに触れてこなかった方でも気軽に始められるので、ぜひ身近な課題解決に取り入れてみてください。きっと新しい視点やアイデアが生まれますよ。

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